テスト勉強 ⑤
テスト勉強に少しずつ慣れてくると、生徒一人ひとりの性格が違うように、勉強の仕方もそれぞれに違ってくるのは面白い事ですし、嬉しい事でもあります。
とにかく問題を解きまくる子
ノートにビッシリ書いて、写して覚える子
ぼそぼそと声に出して覚える子
生徒それぞれに違ってきます。
ですが、ある程度慣れてくると、手を抜く子もまた出始めます。
「言葉を覚えなければあかんから、とりあえず重要語句を何度も書いていこ」
「太線やし、とりあえず教科書に線を引いとこ」
いざ、覚えているかを確認してもなんとなくでしか書けないし、言えない。
まだ語句は書けても、どこで使うかわからない。
その語句が何を意味するのかもわからない。
本来は理解し覚えることが目的なのですが、“語句を書くこと”や“線を引くこと”が目的となっているんですよね。
厳しめに言えば、それは“勉強の真似事”にしかなっていません。
当の本人は、みんなと同じように勉強しているつもりなので、自分ひとりではなかなか気付けません。
指摘されてもすぐに直せるものでもありませんからね。
そうならないように、常に“何を学ぶのか”、“何を学んでいるのか”という姿勢を大切にして勉強してほしいと思います。